【広島弁10】「えっと」「ぎょうさん」「ようけ、よっけ」 多い、たくさん
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名文備後弁訳 編 |
広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座10
【えっと】【ぎょうさん】【ようけ(よっけ)】 多い、たくさん
組織犯罪課との合同捜査で、ギャング団を一網打尽にした。
もちろん、組織の大元締めはモリアーティなんだけど、地道に下部組織を一つずつ潰していくことも必要なんだ。
備後弁で日常会話の時に、「たくさん」って言う人はあんまりいないと思うなぁ。
【えっと】や【ぎょうさん】や【ようけ、よっけ】を使うんだけど、たんに、
「ぶち、おる」「もんげぇ、おる」(すごく、居る)、「ぶち、ある」「もんげぇ、ある」(多くある)でも、いいよ。
微妙なところだけど、【ぎょうさん】は、数が多いときに使い、量が多いときは使わない。
「灯油がぎょうさんある」
と言うと、変な感じがする。(使えないことはないけど…)
「灯油が、えっとあるのう」
「灯油が、ようけあるのう」
これは、使う。
さて、容疑者がこんなにいると取り調べもたいへんだ。
わが国では、『司法取引』が制度としての馴染みが薄いから、捜査もなかなかたいへんなんだよね。
江戸時代には、裏社会に詳しい犯罪者を手下にして捜査をしてた。
(便利な面と悪い面が両方あった。ちょくちょく禁止令も出てんだけど存続した)
そこでボクは、(改心したらしいので)デメワニをコンサルタントとして雇うことにした。
容疑者が取り調べでウソをついても、ある程度のことは裏事情に詳しいデメワニが真偽を判定してくれるってわけなのさ。
今回の捜査は、欧州警察機構のトップである【スナフキン欧州警察機構長官】の協力も要請せねばならないだろう。今回の摘発対象が末端組織とはいえ、大きな構図で見れば、モリアーティの操る国際的ギャング団が相手だからなぁ。
たぶん、ようけ捜査時間を使って、えっと報告書を書くことになるだろう。
そのあと署長に、ぎょうさんの誉め言葉をもらえるというわけさ。
標準語 | 広島(備後)弁 |
---|---|
多い(数が多い) | ぎょうさん |
多い(数や量が多い) | えっと ようけ、よっけ |
はにれた【備後弁まんが】 |
三原三万石 |
やっさだるマン |
タカカゲくん |
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