【絵馬015】 大臣にふさわしくない政治家を…

<今日のお題>

大臣にふさわしくない政治家をどうにかしてください。

その絵馬に書かれた願い事の、本当の意味とは?

 

【スノーウィー神主のつぶやき】

ふ~む、またもこの種の願文ですか。

 

国会に限らず、代議員選挙というものは、『聖人善人を選ぶ目的』で行われているわけではありません。

普通の人のうち、代議士という職業に就きたい人が立候補して、そういう仕事をしているだけです。

 

代議士だから立派だとか、人間ができているとか、知性があるとか…そんなことは誰も思っていないはずです。

それどころか、『どうも、あれは…とんでもないヤツでは?』としか思えない方が議員バッジをつけていることも事実でしょう。

 

「代議士などという『変なもの』になりたいと思うことが、そもそも人として変じゃないか?」

という穿った意見もありますが、職業に卑賎はありません。

 

いつも一定割合で、へんてこりんな者がいるとしても、それを理由に国会議員という職業をバカにしてはいけません。

たいへんなお仕事なのですから、やはり立派な職業として尊重しなければならないのです。

 

そう、なんであれ、その職業自体には罪はないのです。

それに就いている人間のうちの、ある一部の方が、『どうかしてたりする』だけなのです。

 

官僚組織…特に正義の味方であるはずの検察や警察内部に、ときたま悪いことをする人がいると我々はショックを受けますが、それでも検察や警察組織を全否定する人はいないでしょう?

 

国会もそうです。

だいたいの議員さんは、有能かどうかは別問題として、善人でマトモなのです。たぶん。

 

ただ代議士…とくに国会の議員さんは、そうとうな権力者ですから、おかしな人が権力を持っているというのが、我々にとっての悪夢であり、とても恐ろしいわけです。

 

ところが、先ほどから言ってますように、我々のような凡人の中からから、できるだけ害のなさそうな凡人を選んで代議士にしているだけですから、国会にも一般社会と同等な割合で必ず変な人が混じります。

 

人は権力の魔性にしびれてしまう可能性が大いにありますから、おそらく国会議員は一般社会より様々な感覚が『おかしくなる』可能性が高いでしょう。

 

それが、論理的な帰結。

 

国会にいる、おかしな人が別のおかしな人を仲間にしようとして、そういうおかしな人を国会議員にして自分たちの安泰を図るという、いわばマルチ商法もどきが盛んなので、これはもうホラーとしか思えませんよねぇ。

 

今日の絵馬の願文には、

『国会議員にふさわしい人物とは、どういう人か?』

ということが明記されていません。

 

もちろん、

『人としての深い思いやりがあり、人格が高潔で(芝居でなく)腰が低く、理性と知性があり、決断力と交渉力と忍耐力と先見の明があり、(高等戦術でない)くだらぬ嘘を言わず、国民の信頼を背に受けて、まっすぐ立って、国を正しく素晴らしい方向に導ける人』

が、ふさわしい人物像の一例でしょう。

 

こういうふうに書いてみると、よくわかりますよね。

 

そんなの、妄言だと。

 

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2018年11月07日