【絵馬014】 やせて、きれいになりたいです!
<今日のお題> |
やせて、きれいになりたいです。 |
その絵馬に書かれた願い事の、本当の意味とは? |

【スノーウィー神主のつぶやき】
男女関係なくですが、『痩せ』ていれば『綺麗』ということはないでしょう?
好みの問題は大いにありますが、私としては、女性ならば「陸上短距離の選手がカッコいい体型』だと思いますねぇ。
私自身は雪だるまなので『だるまさん体型』なわけですが、私の美観としては、スラッとしてなおかつ筋肉がしっかりある身体が健康的で美しいと思うわけです。
ファッションモデルさんなどは、身長が高く、手足も長く、確かに美しい方々なのですが、どうにも筋肉が足りないように思います。
もちろん、筋肉はありすぎて血管なんぞが浮いていると、ファッションモデルさんには向かないのでしょう。
今でも、ファッションモデルさんには、まだ『デカダンス』の雰囲気が好まれる傾向があるように感じますねぇ。どうなんでしょう?
デカダンス |
フランス語で退廃,衰退の意。文学史上では,19世紀末ヨーロッパ,特にフランスに生じた,懐疑的・耽美(たんび)的・悪魔的傾向をさす。初期象徴派の一特徴でもあり,このような芸術家をデカダン派と呼ぶ。ボードレール,ベルレーヌ,ランボー,ユイスマンスら。 (百科事典マイペディアより) |
さて、絵馬の本題ですけど、ダイエットという文字を出せば何かと注目されるので、雑誌の特集やテレビの小ネタに、よく使われますよね。
「やせて、きれいに!」
などという、超陳腐で無意味なキャッチワードが、いまだに死語にならないのは、なぜなんでしょうか。
これを単純に反転して考えれば、『太っていると醜い』ということですよね。
けれど、太っていても綺麗な方はたくさんいます。
あ、『太っているのが好き』というフェチの方の趣味を言っているのではないですよ。
私のように、
「短距離の陸上選手が美しい」
と力説する者でも、
「太った方でも美しくて魅力的な方を知っている」
わけです。
村上春樹も、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』で、ピンクの服の似合う、かなり太った女性を、セクシーで美しくて知的なキャラで登場させていますよねぇ。
体型などは、ほぼDNAでしょう?
でも、どう生活するかで、かなり違ったものになることも事実です。
『やせたら綺麗になる』なら、なんの苦労もないわけで、そんな簡単なことなら誰の人生バラ色でしょう。
ですから、
『痩せてきれいになりたい』
などという楽観的な絵馬には、私はほとんど関心が持てないのです。
世の中で生きていく上での人生の悩みや葛藤…その克服のためには痩せるどころではない多大な努力の必要なもの…は、山ほどあります。
もちろん、精神的要因での過食や、何らかの病因が肥満を起こしていることはあります。
その場合は、まずお医者さんに行きましょう。
そのうえで、
『(適度に)痩せて健康になりたい!』
と、絵馬にお書きください。
それは神様に、しっかりお伝えしましょう。
<--前 | Home | 一覧 | 次--> |
<スポンサーリンク>