れたす辞典【人の欠点を熱心に記録する】後半

『思いやり』と『愛情』が、毒舌や辛口の素だ!
今日のお題
人の欠点を熱心に記録する  (後半)
自分の欠点を忘れるための有力な方法。
一種の心理セラピー手法。
<解説>
前半からの続き)

人間は、自分を好きでないと生きにくい。
だから、自分を攻撃できなくて、
『いやらしい自分を投影した相手を攻撃』
する。

人の欠点に対して、必要以上に厳しかったり、人をむやみに攻撃する人は、自分自身を大嫌いな人。

イヤな他人なら、引っ越しでもして会わないようにできるけど、自分自身とは毎日毎時、顔を合わせて生きるしかない。

いつもいつも、【イヤな自分という他者】といっしょにいると、精神を病むので、それは意識の底に押しつぶして隠す。

このあたりは、いわゆる精神分析や心理学では、『当たり前』のこと。

潜在意識の底に沈めていても、自分自身のことだから、自分のダークな面は、誰よりも自分が知っている。
生まれたときから24時間体制で、自分の欠点を熱心に記憶してきたからね。

人の欠点がすごく気になるとき、それを攻撃したくてムズムズしてしまうときは、それこそ自分が意識の下に追いやっている自分のいやらしい部分だ。
そう思ったほうがよい。

あっ、もちろん、
ダークな人やその行為は、自分自身の投影であっても、必要であれば糾弾すべき。

要するに、そのとき、
「わたしは、天使だから悪魔をやっつける」
などと、思いあがってるんじゃないよ!
ということ。

 

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2019年03月11日