れたす辞典【人の欠点を熱心に記録する】前半
『思いやり』と『愛情』が、毒舌や辛口の素だ! |
今日のお題 |
人の欠点を熱心に記録する (前半) |
自分の欠点を忘れるための有力な方法。 一種の心理セラピー手法。 |
<解説> |
実はのところ、人間というものは、他人の欠点などを攻撃することはない。 なぜなら、他人に欠点があるということは、その人よりも自分のほうが『相対的にステキ』だということで、優越感に浸っていればいいだけだからである。 ところが、人間というものは、なぜか人の欠点に厳しいときがある。 そういうときは、だいたい、 『相手のその欠点が自分のイヤな部分にそっくり』 ということを、無意識に理解しているかららしい。 そう、 「気の毒に…」 と思えず、どうにも鼻につく他人の欠点や言動は、意識下に押し込んで忘れていたい、自分自身の欠点なのである。 だから、そういうものを見ると気に障るし、攻撃的になる。 ヘイトスピーチとか、いじめとかを熱心に行うエネルギーは、他人に向けられているようだが、実は自分自身に向けられている。 そういう人は自分が嫌いで自分を攻撃したいのだが、自分を客観的に見る能力も、自分を批判する強さもないため、ほぼ安全な相手に対して、多数で攻撃をする。 見てて、わかるでしょ? (後半に続く) |
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