『自分が皆に好かれている』
とか、
『自分には何かしらの才能や才覚があるはずだ』
とか、
『自分はどちらかというとイケてる』
とか…、
いずれも、ちょっと冷静になって考えてみれば、客観的な根拠は何もなく、自分で勝手にそう思い込んでいるだけという【妄想】を、みんな持っている。
その妄想で楽しく生きていたのに、あるとき、
「現実には、まったくそうではない(完全な独りよがり)」
という事実が発覚し、あるいは周囲から現実を突き付けられ、自分の思い込みが、超個人的な妄想であることが明白となり、それについて驚きを隠せないでいる様子が、これ。
自分の妄想に気付いたなら、それはまあ不幸だが、いまだに、そういう妄想に気づかず、毎日妄想で暮らしている多くの人の存在の恐ろしさに比べれば、気づいてしまったあなたは、まだマシ!
おめでとう!
ただし、妄想なしで生きるのは、かなりツライぞ。
妄想とは、足を骨折してギブスをしている人の松葉杖だからねぇ。
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