| 「おお、神よ!わたしの祈り(願い)を、どうかお聞きください。そしてお力を貸してください。できれば、成就させてください」 
 そういうふうに、一生に一度…とまでは言わないけれど、
 「ここぞというとき」
 に、頼るのが神様。
 
 あるいは、自ら死ぬ思いの艱難辛苦の努力を重ねたのち、
 「もはや、我々のごとき被創造物である人間のレベルでは手立て無く、いかんともしがたし…」
 というようなときの、最後の最後にすがるのが神様。
 
 が、今や、神頼みは日常茶飯事。
 神社で、いくばくかの金銭を支払えば、いくらでも神頼みができる。
 
 いい時代だ。
 
 で、願い、叶ってる?
 
 その前に、やることやってる?
 
 あ、ごめん。
 やることやらないで、厚かましくお願いをするのが、『神頼み』だった。
 
 
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