対談<006-8>邪馬台国と卑弥呼 8
ゲスト | ハニー弁護士 |
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略歴 | 西都原(さいとばる)古墳に生まれるが、幼少期に吉備(きび)古墳群に移住。その後機内の古墳に移住。弁護士。ハニー族出身。新知的埴輪類。 |
邪馬台国と卑弥呼 8
れ=れたす、G=ゲスト | |
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れ | しかし、日本列島は島国だから、史書にウソを書いてもバレにくい。 古代の日本史を検証しようとすると、参照できるのはもう中国史しかない。 ところが日本は遣唐使をやめてから中国との交流がなくなり、中国も極東の島国のことをくわしく書き残してくれていない |
G | 何らかの記録が、朝鮮半島にあるでしょ? |
れ | 隣国の朝鮮半島の歴史書と参照しあえばいいのだけど、新羅統一時に、【中国化】という大改革をやってしまったので、人の名前や物の単語も、古語朝鮮語が失われてしまったわけです。 新羅語などは影も形も無くなってるようで、日本書紀や万葉集などで、それを探して比定するしかないこともあるようです。 |
れ | そういうわけで、他国の史書で日本史を検証するのが困難なので、日本では歴史書にウソが書き放題だとか…。 |
G | それほどでもないんでしょう? 史書には国の正確な歴史を記載することが基本だから、そんなムチャクチャなことはできなんじゃないですか。 |
れ | でも、『焚書があった』という記録は、いろいろありますよ。 |
G | 中国の史官などは皇帝の言動などを遠慮せずに詳細に書き残す義務がありました。『ウソを書け』と、たとえ皇帝が命じても書かなかったと言いますし、皇帝といえども史官の書く内容に文句をつけられなかったとも言われていますよ |
れ | でも、史書を書くときに、権力者への忖度(そんたく)はあるでしょ? 現代だって、やってるんだし。 |
G | そんたく…ねぇ。 |
(つづく) |
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