【広島弁92】「すいぃ、すい~」 すっぱい

【れたすはうす】の『広島弁(備後弁)』『岡山弁(備中弁)』
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広島弁備後弁の女子言葉編
名文備後弁訳 編


広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座92

【すいぃ、すい~】 すっぱい

 

管理人の【れたす】が、解説担当です。

 

東京と神奈川に住んで久しく、普段は正しい標準語?を使っているんだけど、【すっぱい】と発語することは皆無。

必ず【すい~】と言う。

 

これは広島弁(備後弁)が抜けないというより、言葉として短いから、【すい~】と言うのだと思う。

【すい~】という言葉(ほぼ2音節)があるのに、【すっぱい】(ほぼ4音節)を使うのは、まどろっこしい。

 

よくわからないが、【すい~】は西日本では、わりと使っていそうな気もするけど、東日本では、おなじみではなさそう。

 

でも、その時の状況で、(実際に酸っぱいものを食べているときとか)、

すい~

と言えば、酸っぱいんだな、と、だいたい理解される。

 

汗ばんだ時のある種の体臭を、

「なんか、おまぁ、すぃ~(臭いがする)のう」

という使い方があった。

 

この場合の体臭は、悪臭、異臭までではなく、私は勝手に、

「おそらくあれは、(糖質制限ダイエットに似たような状態になったときの)ケトン体によるものでは?」

と、最近になって考えている。

勝手にそう考えてるだけで、別に根拠はない。

 

【すい~】といえば、最近、好きではなかった梅干しが好きになった。

食事時には、果肉を副食に混ぜて食べてみてる。(もちろん合わないものもある)

 

また、肉の煮込み料理は、ポン酢などを入れて、酸っぱくするようになった。

 

あと、果実酢にもはまっていて、いろいろなものを買っては、炭酸水で割って飲んでいる。

盛夏には、炭酸水で割ったものを、一日1~2リットル飲んでいた。

 

なぜ、好きでもなかった『すい~もの』を好きになったのか?

気になるので検索したら、

・疲れているとき

・肝臓が弱っているとき

に、酸っぱいものを欲する、と掲載されていた。

 

ネット記事は、ホンマかウソか半々だし、針小棒大も多いし、とか意識して読まないといけない時勢なのだが、まあ、そういうことなのだろう。

しかし、自宅勤務なので猛夏にさらされもせず、エアコンの効いた室内でだらだら仕事しているだけで、食欲も旺盛で夏バテ知らずだし、酒はほとんど飲まないしなぁ。

 

そうそう、【すい~】といえば、早く晩秋にならないかなぁ。

広島県人は(私は)、【すゆ~なぁ(酸っぱくない)美味しい温州ミカンを毎日十数個食べて、体調を維持するのだ。

 

小粒の早生ミカンを、食べたいぞ!

 

標準語 広島(備後)弁
すっぱい すいぃ、すい~
すっぱくない すゆ~なぁ
すっぱいだろ? すいかろ?

 

<会話例1>

標準語
広島備後弁
このカレーは、なんか酸っぱいよ。腐ってない?
          ↓
このカレーは、なんかすい~のう 腐っとらん?
カレーは、酸っぱくない。それはキミの体から出てる、すっぱい臭いだよ。風呂に入ってないだろ?
          ↓
カレーは、すゆーなぁ。そりゃぁ、おまぁの体から出とる、すいぃ臭いじゃろうがぁ。風呂に入っとらんじゃろ?

 

 


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2019年09月21日