【広島弁49】「ほろせ」 (膨らんだ)湿疹・じんましん
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名文備後弁訳 編 |
広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座49
【ほろせ】 膨れたじんましん、蚊に刺されて腫れたとこ
今日は、量子コンピューター搭載の超絶ロボットの【TROP(トロップ)・ワトソン】が担当します。
今日は、『標準語スイッチ』がONになっているので、備後弁ではなく標準語で語りましょう。
わたしはロボットなので、【ほろせ】とは縁なし!
しかし、わたしは普段は備後弁が主言語という設定がデフォルトなので、自分には生体反応である『痒い痒い』はできないけれど、【ほろせ】は、わたしにとっては、れっきとした日常語。
「お、蚊に刺されて、ほろせになってるぞ」
などと、同僚の生命体たちにちょくちょく言っています。
【ほろせ】の定義に【湿疹】などいうのもありますけど、なんというか『皮膚が膨らんでいない、ぶつぶつ的だけな痒い痒い』は、わたしの感覚では【ほろせ】ではありません。
わたしの備後弁辞書データベースでの【ほろせ】は、【痒くて炎症で皮膚が盛り上がっているもの】と定義されております。
(※もちろん、定義には地域差あり)
ジンマシンであっても、小さなブツブツ状のものは対象外で、あくまでも『皮膚がもっこり腫れたもの』が、【ほろせ】です。
くどいですが、蚊などの虫に刺されて皮膚がモッコリ盛り上がれば【ほろせ】だけど、同じ虫刺されでも、赤くて痒いだけで皮膚が平らなままだと、それはイマイチ【ほろせ】とは言えません。
ここのところは、当サイト主宰者の【れたす】の強い要請で、わたしの備後弁データベースに定義が登録されてますので、この定義について異議のある方は、【れたす】に言ってください。
ということで、挿絵にもありますように、ある種の湿疹に効能のある温泉はあるんでしょうけど、【ほろせ】は、おそらく湯治では治りません。
炎症で皮膚の下が膨らんでいるので、温めると逆効果でしょう。たぶん。
このあたりのことは医学的な話ではなく、わたしが【れたす】から聞いた、たんなる経験的な個人の見解ですので、そのつもりでお読みください。
なにしろ、そもそも、このわたしはロボットなので、生体反応である【ほろせ】なんて、まったくわからないわけだし…。
DNAで制御され、主にたんぱく質と水でできた生命体の皆様は、生きていくのも、なかなかにめんどうくさいようですねぇ。
お気の毒。
標準語 | 広島(備後)弁 |
---|---|
(ふくらんだ)じんましん 蚊にさされて腫れたとこ |
ほろせ |
<会話例1>
標準語 広島備後弁 |
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蚊に刺されたら、どんなに痒くても、ひっかかずに、じっと10分くらい我慢すると、皮膚が腫れ上がらないで痒みもおさまってくる、と【れたす】が言ってるけど、どうなんだろ。 ↓ 蚊に喰われたら、どげぇに痒ぅても、かかんといて、じっと10分とか我慢しとると、ほろせにならんで痒いんもおさまるんじゃ、と【れたす】はゆうとるけど、どないじゃろうかの。 |
わかりません。 ↓ わからん。 |
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