【広島弁63】「よばれる」 ごちそうになる
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広島弁備後弁の女子言葉編 |
名文備後弁訳 編 |
広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座63
【よばれる】 ごちそうになる
本日は、【Rちゃん】の担当です。
ここで取り上げておきながら、身もふたもないことを書きますが、【よばれる】は広く使われていて、普通の意味ではほぼ標準語でしょう。
ただ少なからぬ人々にとっては聞きなれない言葉のようで、方言でしょ?と思っていたりするようです。
これは体質と言うか、DNAレベルの問題だと、自分では考えています。
つまり、
『私の意志では、決して我慢ができない!』
ということです。
ただし、よその家で【およばれ】するときは、そんなに食べれません。
なんというか…どこの家でも、私ほど食べる人がいないので、つい無意識に『自主規制』が働くみたいなんです。
乙女の『恥ずかしがり』という心理?
なにしろ、信じられないことですが、普通の人?は、普通のお茶碗に1杯か2杯食べただけで、
「もう、お腹いっぱいだわ」
などと冗談みたいなことを平気で言うのです。
言うだけでなく、実際に、もうそれ以上食べません。
「ご病気かしら? インフルでの40度の発熱してるとか、コレラによる下痢状態とか、胆のう結石による激痛に苦しんでらっしゃるから、食欲が減退しておられるのかしら…」
と心配するのですが、みなさん顔色もよく、食後のお茶をすすってらっしゃいます。
「もしかして…」
もしかして、ですけど、ありえないことですけど、
「みなさま、お茶碗1、2杯で、もうほんとうに満腹で満足なのかしら?」
まさか…。
そんなバカなことがあるわけがありません。
私などは、3杯4杯と食べて、やっと飢えを凌いでいる感じ…。
5杯目あたりから、本当の食事開始。
7杯目で、
「今日はこのくらいに…」
という日常。
ときに、家中の食物を食べつくしてしまい、
「町内を巡って、およばれされようかしら」
と妄想にふける、私です。
標準語 | 広島(備後)弁 |
---|---|
ごちそうになること | およばれ |
ごちそうになる | よばれる |
ごちそうになった | よばれた |
ごちそうにならない | よばれん |
ごちそうになりたい | よばれたい およばれされたい |
ごちそうになったの? | よばれたん? |
ごちそうになっていない | よばれとらん よばれんかった |
ごちそうになりたくない | よばれとうなぁ |
ごちそうになどなりたくない | よばれとうもなぁ |
ごちそうになりたくないこともない | よばれとうなぁこともなぁ |
ごちそうになってしまった | よばれてしもうた |
<会話例1>
標準語 広島備後弁 |
---|
え? 友達の家に呼ばれて、ごちそうになったの? ↓ え? 友達の家に呼ばれて、およばれしたん? |
そうなのよ。そんなつもりはなかったんだけど。 ↓ そうなんよ。そげなつもりはなかったんじゃけど。 |
はにれた【備後弁まんが】 |
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