対談<005-2>スノーウィー先生と語る 2


ゲスト スノーウィー博士
略歴 精神分析・心理カウンセリング臨床医であるとともに、その分分野での理論研究者としても世界的第一人者。国際精神分析医学会会長。
あくまで噂だが、モリアーティの国際犯罪の計画・立案・実行における右腕的存在。
年齢は秘密。アラスカ在住。例年11月頃より南下し、日本列島で活動。2月の広島県三原市の【神明市】でヤッサダルマンと親交を深めて帰北するのが恒例行事。

スノーウィー先生と語る 2

  れ=れたす、G=ゲスト
G 仮に、あなたの母上がパンジャーブ出身のインド人で、毎日カレーを食べている家庭だとします。
インド?カレー?
なぜ唐突に、インドやカレーを持ち出されるんですか?
G まあまあ、仮の話です。
仮の話?
G ええ。あくまで仮の話です。そこを認めてもらえないと、話が進みませんよ。
司会者なんだから柔軟に対応してくださらないと…。
…。
じゃあ、わかりました。私の母がパンジャーブ地方出身のインド人で、私は毎日カレーを食べて育ったとしましょう。
G よろしい。
じゃあ、なんであなたはカレーではなく【お好み焼き】に、こだわるのですか?
それもパンジャーブでなく、【備後】なんですか?
私は広島の備後地方の海に面した小都市で育ち、子供時代はお好み焼きばかり食べてたからですよ。
あなたは、パンジャーブ出身のインド人で、毎日カレーを食べて育ったのに?
…。
それは事実ではなく、先生が『仮の話』と言ったものです。
だから、仮の話の『続き』です。腰を折られると話が進みませんよ。
仮の話が続くんですか?
ええ、もちろん。(もしかしたら永遠に…)
私がインド育ちでカレーで育ったとすれば…あくまで仮定ですが…、私が縁もゆかりもない【備後風お好み焼き】にこだわるのは、おかしいですね。
そうでしょう?
そうでしょう、って…。
ははぁ、あ、そうか。これは精神分析の手法の一つなんですか?
そうです。私が開発した『仮想世界における飲食的経験の諸相分析術』という世界特許法です。
特許?
G ええ。
  (つづく)

 


<--前 Home 一覧 次-->

<スポンサーリンク>

2018年12月22日