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れ=れたす、G=ゲスト |
G |
『過ぎ越し祭』というのをご存知でしょう。あれに似たような方法で難を逃れることができます。 |
れ |
『過ぎ越し祭』というと、ユダヤ教のものですね。たしか、
『神がエジプトの長子を殺したとき、神の命によって門口に子羊の血を塗っていたイスラエル人の家は難を免れた。これを記念する春に八日間祝うユダヤ人の祭』
ですよね。 |
G |
そうです。 |
れ |
家の戸口に子羊の血を塗っておくと、『グリーゼ581』の征服隊が見逃してくれるんですか? |
G |
地球が征服されれば、個人個人の家だけが助かってもしょうがないでしょう。 |
れ |
まあ、そりゃそうですね。
と、いうと? |
G |
それを地球規模でやるんです。 |
れ |
地球規模? |
G |
宇宙から地球を目指して『グリーゼ581』の征服隊がやってくる。そのとき地球が血まみれになっていれば征服しません。見逃すわけです。
宇宙には広大無辺に空間が広がっているから無限じゃないけど無限のごとく天体がある。それだけ天体があればいくらでもハビタブルゾーン(生命居住可能領域)の惑星がある。地球を見逃しても、どうってことないんです。他を征服すればいいんだから。 |
れ |
『征服を逃れるには地球を血まみれにしておく必要があるから、地球人は殺し合いをしている』という、ありがちなオチじゃないでしょうね? |
G |
そんなんで、オチがついてるっていうんですか?関西人が怒りますよ。 |
れ |
・・・。
それにしても、56億7千万年後に地球が存在するんでしょうか? 太陽の寿命が50~70億年と言われていますよね。 |
G |
『弥勒菩薩の下生』は56億7千万年後でなく5億7600万年後という説もあります。割と早くなるかもしれません。 |
れ |
それでも5億7600万年後ですよね。そんな先のこと、どうでもいいような気もします。『グリーゼ581』星人?たちも、気が変わるかもしれないですよ。 |
G |
弥勒菩薩の気が変わったら、仏教徒の立場がないでしょう? |
れ |
『グリーゼ581』の征服隊って、艦隊の名前から勘案するに、それが仏教でいう弥勒菩薩の下生のことなんですか? |
G |
そうです。
どうも、少ししゃべりすぎました。そろそろお暇します。
では、さようなら、 |
れ |
え、消えたよ!え、あの人、帰ったの?
あ、あれ? 今のUFO? UFOで帰ったの?
ここから、肝心な話になるのに…。
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(この対談、終わり) |