【ファンタジーな三原市】<183> 『備後県』独立!

三原出身、当サイト管理者『れたす』の一言 |
『備後』という地名は令制国の名前で、『備』がつくのは、御存じの通り『吉備の国』だったからです。 吉備? そんじゃ、岡山県じゃん! となりますが、今の県というのは明治維新に原型ができたわけで、その前の江戸時代は『藩』というものがありました。 江戸幕府が盤石な体制を作る前は、戦国大名の時代なので、県も藩もなく、戦国大名の領国エリアがあるだけ。 でした。 律令制度の中でできたエリア分けである『令制国』が、飛鳥時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位で、行政区分でもあったわけです。 だから、 「備後は備の字がつくから岡山県だろ!」 ではなく、 「備後は備の字がつくから吉備だろ!」 が正解。 そう備後は吉備国の一部でした。 そして三原市は、『安芸の国(広島県のだいたい西半分)』と『備後の国(広島県のだいたい東半分)』の境界線があるエリアなのです。 細かく言えば違うのですが、およそのことで言えば、『三原市を流れる沼田川が境界』になってるようです。 ですから、備後国が独立してしまうと、(だいたいですが)沼田川以西は、広島県のままになってしまいます。 同じ三原市なのに!! お気の毒…。 いや喜んでいるのかな。 得体のしれない『備後県』より、カープのいる広島県のほうが、良さげだもの。 んんん? ところで、境界線の沼田川は、どっち? (こういう場合は、川の真ん中が境界線ですかね) あ~! 私の心の山である『筆影山』は安芸だから、広島県に残っちゃう。 悲しいなぁ。 |
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