<04>アイスホッケー【ファミコン】 1988年
アイスホッケー【ファミコン】1988年
これはディスクシステムのスポーツシリーズとして、任天堂ブランドとして最初から企画され、私のいたパックスソフトニカで開発されたものだ。
企画、演出などは宮本氏が中心となっている任天堂の情報開発室で指揮され、私はキャラクタとサウンド関連を担当した。
もっとも、使用するグラフィックやキャクターは情報開発室で図面として私に渡され、私が実際のドッド絵を作成するというもので、私がデザインするわけではなかった。
アイスホッケーという日本ではマイナーなスポーツをゲームにしたのは、世界市場としてアメリカがあり、そこで盛んなスポーツだったからに違いない。
これが遊ばれている動画を最近見つけたが、今見ても面白い。
開発に関係したからという【贔屓眼】【手前みそ】ではなく、これはスポーツゲームとして、本当にすごく良くできていると思う。
年月を超えて、ここまで面白いのは、プログラムーの力や、当然だが総合プロデューサーの宮本氏など任天堂さんの演出アイデアの素晴らしいさを象徴している。
プログラマーは、『ファミコン版オホーツクに消ゆ』も担当した、あの中島氏。
この時期は、今思えば、稀有な才能の方々と一緒に仕事ができた。
よい思い出だ。


<--前 | Home | 一覧 | 次-- > |
<スポンサーリンク>