【わし、やっさだるマン】<029> 新明市で 幸せダルマ


三原出身、当サイト管理者『れたす』の一言
三原市の【神明市】は、備後路に春を告げる一大イベント。
今年(2020年)も、2月7,8,9日の3日間で行われます。

祭りのシンボルである『500kgもある日本一の大ダルマ』の下を人々が、狭い道の両側に並んだ露店を目当てに繰り出し、大混雑します。

その大ダルマが設置される様子は、インスタグラムに投稿された動画で初めて見ました。(やっさだるマンも立ち会ってました)

私が幼いころに行った新明市は、いや『新明さん』と言うほうが、しっくりきますねぇ。

神明さんの露店は、楽しみでした。
初めて、『焼きリンゴ飴(リンゴを熱し?飴で丸ごとコーティングしてる)』を見た時は、うなりました。

なぜ、そんなことを!?
リンゴは生で、カシュカシュと食べたい!
と、不思議でなりませんでした。

大人になって、アップルパイを食べた時、初めてリンゴを熱する料理に意味があるんだと理解できましたねぇ。

そういえば、大昔の神明さんには、見世物小屋がありました。
『狼男』とか『蛇女』とかが出てくるというのです。

呼び込みが、
「親の因果が子に報い…」
とか、大声で見世物小屋の前で、がなりたてます。

一度だけ、入ったことがあります。
小学生になる前だったと思います。

観てはいけないものを観たような気がして、5分くらいで出てしまいました。

それまで毎年何度も、
「観たいよぉ!」
とねだっていたのですが、親はまったく取り合ってくれませんでした。

入場料が高めだったから、親が見せてくれないものだと思っていましたが、実際に観て、そうではないことがわかりました。
見世物にしてはいけないものを、見世物にしていたのでした。

そのとき、私の親は、
『あえて社会の裏を見せる』
教育をしたのだと悟りました。

見世物小屋は、その後、ほどなくなくなりました。
大昔のことです。

今の神明さんは、写真や記事で見るだけです。
親しい親族もいなくなり帰省の足も遠のき、ずっと関東に住んでいますので、もう何十年も、神明さんには行ったことがありません。

『やっさ祭り』もそうですが、【最近の】神明さんを体験せねば、語れませんよねぇ。


4コマ漫画【はにれた】やっさだるマン編


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2020年02月08日