【わし、やっさだるマン】<021> 酒は酔心 心の中には 旭菊水

やっさだるマン 三原市
三原出身、当サイト管理者『れたす』の一言
銘酒「酔心」は、数多い日本酒がある中で、都内の我が家の近くのスーパーでも、目の高さの良い位置の棚に並んでいます。

さすが、横山大観先生の愛した酒…です。

もちろん『酔心』は美味しいし、好きなお酒ですが、私の思い入れ一番は『旭菊水』なのです。

私の実家は三原でお好み焼き店をしていました。店では『旭菊水』を提供していたのです。
『旭菊水』のロゴと一升瓶を、毎日毎日見ていました。

ですから、私が初めて見たお酒も、初めて瓶に触ったお酒も、初めて飲んだお酒も、『旭菊水』なのです。

ついでに言うと、夜になると、店で酔漢をしょっちゅう見てましたが、みんな『旭菊水』で酔っ払った者たちで、ほかのお酒で酔っ払った人間を見るのは、ずっと後になってからでした。

子供の頃の私の意識の中では、日本酒イコール『旭菊水』でした。

only one ! です。

子供のころは、沼田川下流エリアに住んでいたので、西町の大藤酒造さんの方面に行く用事はありませんでしたが、それでも時々は、あの煙突を見ることもありました。

母の晩年は西町に住んでいたので、帰省したおりに、大藤酒造さんの近くを通ることが増えました。

台風で、あの煙突が倒壊し、そのまま廃業となったという話を聞いた時、私はそういうことをあまり悲しまない人間だと思っていたのですが、とても悲しかったです。

なにしろ、私にとって『旭菊水』は、ものごころついた時からの『なかま』みたいなものでしたから。

人生で最初に飲んだお酒が日本酒(旭菊水)だからか、お酒の中では日本酒が一番好きです。
時々しか飲みませんが、『旭菊水』に似た味のお酒を探してしまいます。

もっとも、味オンチなので、どんな味なのか…ホントには覚えてないんでしょうけど。



4コマ漫画【はにれた】やっさだるマン編


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2020年01月09日